[动漫快报]RAINBOW 二舎六房の七人 TV化決定

柿崎正澄と五年前に始めた『RAINBOW 二舎六房の七人』は、
この第20巻で第三章を終了しました。
読者の皆様の御愛読に、心より厚く御札申し上げます。
昭和30(1955)年を舞台にスタートした物語は、
第三章終了時点で昭和39(1964)年になっていました。
その間、僕は古稀を迎えたのですが、若き相棒・柿崎正澄は、
自分がまだ生まれていなかった時代の、
それも可成り特殊な世界を、勉強し研究して描き続けてくれました。
誠実で熱心な漫画家と、一緒に仕事が
出来たのは、僕の大幸運でした。
第三章終了と同時に、TVアニメーションに
なることも決定しました。
もう主人公たちは、少年ではありません。
第四章の舞台になる昭和39は、東海道新幹線が開業し、
オリンピックが東京で開催され、まさに高度経済成長の
真っ只中に入りました。しかしアメリカは、ベトナムで
不毛な戦いを続け、日本でも学生運動が激しくなり、
学生たちが大学をバリケード封鎖したり、ゲバ棒を振り回し
火炎瓶を投げて、機動隊と衝突するなど、
混沌とした時代に突入します。
暫くお休みをいただいて、僕たちは第四章の想いを錬ります。
読者の皆様、どうぞ御期待ください。
僕たちは愛と勇気の物語を描き続けます。



安部譲二